自閉的傾向や多動傾向などの、発達障害に伴う問題行動の原因は脳内の神経ネットワークを行っている『皮質下ネットワーク』の機能の未発達が原因と考えられてきています。
私たちの脳の中で、重要な働きをする『大脳皮質』はさまざまな領域に分かれています。
たとえば ① 物事を考えて答えを出す領域 ② 見たものがなんであるかを判断する領域 ③ 聞いた音が人の話し声なのか自然の音なのか判断する領域 ④ 手足を動かす領域 ⑤ 記憶する領域 ⑥ 実際にはないものを想像・空想する領域 などがあります。
これらの大脳皮質のさまざまな領域が、きちんと連携して正しく働くことで、私たちの脳は適切に機能できるのです。
そしてその連携をおこなっているのが『皮質下ネットワーク』と呼ばれる、視床や大脳基底核、大脳辺縁系、中脳などの脳の比較的に下の方にある神経核のネットワークなのです。
発達障害児の問題行動は、この『皮質下ネットワーク』の機能が未発達になることで、脳のネットワークが正しく働かないことが原因で起こります。
ですから、この『皮質下ネットワーク』の機能を正しく働けるように、お子様の脳をトレーニングしてやれば、お子様の発達障害は改善されていくのです。
この脳の『皮質下ネットワーク』のトレーニングを行う方法が、ブレインバランスセラピーなのです。

自閉的傾向や多動傾向あるいは認知の歪みなどの問題行動は、その原因は脳内ネットワークの機能が正しく働いていないことが原因です。
またその脳内ネットワークの機能不全も、それぞれのお子様で、その凸凹に違いがあり、きちんとその子の脳の発達状態に合わせたケアを集団ではなく、個別で行う必要があります。
そのためにブレインバランスセラピーを効果的に行うためには、専門のトレーニングを受けた発達ケア看護師が、お子様のご自宅で個別にマンツーマンのケアを行うことが一番効果的なのです。
また親御さんも一緒にケアに同席することで、お子様の発達の問題を、看護師と親御さんが一緒に考え、ご相談できることで、効果的なペアレントサポートも同時に行うことができるのです。

現在の発達障害ケアの主流は『療育』と『放課後デイ』です。　ですがこれらのサービスの多くは、介護系の職員によって運営されており、サービス内容もそれぞれが得意なサービスを行っているだけで、それぞれのお子さんに最適なケアを組み立てて提供してくれるところは、ほとんどありません。
つまりどんな療育が、自分のお子さんに合っているかを、親御さんが自分で調べて、自分のお子さんに合った療育を選んでやる必要があるのです。
それに対して、当ステーションの訪問看護による発達ケアは、発達ケアを専門とする看護師が訪問して、そのお子さんに対して最適なアプローチを行うことができ、親御さんも安心してサービスをうけ、また子育てに対するサポートをお受けになることができるのです。